RASA

Rasa（ラサ）

味／味わうもの

以下、Waylon-jiの言葉。（2023年2月18日サットサンガより）

いま私たちは、マヤという幻想の中に生きているので、すべての感情は常に外側に向かっています。

人生を振り返ってみてください、感情というのは非常に強い力を持っていますよね。

誰かを攻撃したいとき、人は怒りという油を火に注いでその威力を増そうとします。

悲しいときには涙を流し、他者をも泣かせることができます。

孤独は人生をまるごと飲み込みかねないほどあなたを蝕みます。

あなたがどんなにいいアイデアを思いつこうとも、それを打ち負かして台無しにしてしまえる強さをもつもの、それが感情です。

感情というものはそれくらい強いものだから、私たちはそれをついつい押さえ込もうとしてしまいますが、それはバクティヨガの行いではありません。

バクティヨガとは、それらの感情がどこからやってくるのかを明らかにしようとする行いです。

感情の根源は私たちの内側からきています。

ところが、私たちは感情を外的なもの、例えば他人や自分の身体や身体についてのイメージ、または自分の人生に対する期待といったものにくっつけてしまいます。

でもそれらは全てマヤ、実態のない幻なのです。

外側に向けられているそれらの感情を自分の内側に向け直すことができたとき、私たちは「内なる感情」にはじめて気づき、理解することができます。

そしてその時、その感情は "Rasa" の形をとり、霊的な潜在能力を持ち始めます。

実はこれこそが究極のヨガであり、バクティヨガの真髄なのです。